- さんし
- I
さんし【三史】中国古代の三つの史書。 「史記」「漢書」「後漢書」をいう。 また, 「後漢書」の代わりに「東観漢紀」あるいは「戦国策」を入れることもある。IIさんし【三始】「三元(サンゲン){(3)}」に同じ。IIIさんし【三子】(1)三人。 また, 三人の子。(2)道家で, 老子・荘子・列子の三人の称。IVさんし【三尸】道教で, 人の腹の中にすむといわれる三匹の虫。 この虫が庚申(コウシン)の夜, 人の寝ている間に天に昇って, その罪過を上帝に密告すると長生きできないという。→ 庚申待Vさんし【三師】中国で, 北魏以降, 宋に至るまで太師・太傅(タイフ)・太保の三官に対する呼称。 三公よりも位は高いが実権はなかった。 上公。VIさんし【三思】三度思うこと。 よく考えること。VIIさんし【三支】(1)十二支を四方位に配当したとき, 一つの方位にあたる三個。 北は亥(イ)・子(ネ)・丑(ウシ), 東は寅(トラ)・卯(ウ)・辰(タツ), 南は巳(ミ)・午(ウマ)・未(ヒツジ), 西は申(サル)・酉(トリ)・戌(イヌ)。(2)〔仏〕 因明(インミヨウ)の宗(論証する命題)・因(成立理由), 喩(宗と因との関係)の三つの称。→ 因明VIIIさんし【参仕】参上して仕えること。IXさんし【山市】山間のまち。X
「あるいは船着・~, はんじやうの里々を見たて/浮世草子・胸算用 3」
さんし【山觜】山のはし。 山のはな。XIさんし【散士・散史】(1)官に仕えない人。 また, 世俗を避けて気楽に暮らす人。(2)文人・墨客の雅号に添えて用いる語。(3)⇒ 東海散士XIIさんし【産資】財産。 身代(シンダイ)。 資産。XIIIさんし【算師】律令制下の下級の官人。 主計寮・主税寮・大宰府に置かれて計算を担当した。XIVさんし【簒弑】臣下が君主を殺して, その位を奪い取ること。 さんしい。XVさんし【蚕糸】カイコの繭から取った糸。 生糸。XVI「~試験場」「~業」
さんし【蚕紙】⇒ 蚕卵紙XVIIさんし【賛詞・讃詞】ほめことば。 賛辞。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.